TAKE BACK THE HEA(R)T

A Layer under the Layer

「自分より楽しみ方が上手い人がうらやましい」

 

「この前のBattle Train Tokyo行けなかったし行きたい」

「幡ヶ谷とかいう中央線と井の頭線に挟まれたモヤモヤする区域行ったことないから行ってみてぇ」

の2つの動機が重なり、行ってました。

大体何処かに行こうとする時は「一つの強烈な動機」か、「2,3こ以上のぼんやりした動機」がある感じが多いです。そうじゃないと行きたい所なんて無尽蔵にあるだろうから。

今回のイベントは、Kentさんも参加するJule/Footworkレーベル"MIDNIGHT CULT"の新譜リリースパーティとジン(同人誌とほぼ同義)の配布を兼ねたものでした。

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会場は幡ヶ谷駅から1分ほど歩いた裏道のビルの地下一階で、階段を降りた先の入り口前はちょっとくたびれた感じで、入るのにちょっと勇気が要りました。

定刻になり、中に入ると10m四方のコンクリート打ちっ放しの空間に、タバコの煙が漂っていて、普段行くライブハウスやクラブとは随分様子が違い、最初は戸惑いました。何よりも開始当初はスタッフ以外ほとんど人が居なくて、最初の観客は自分だったのでは?と思う位です。(最終には30人ほど詰めかける賑わいになりました)

配られていたジンは馴染み深い薄さの本です。感性溢れるコラージュ作品や今回のイベントの主役のWeezyのスナップ風フォトグラフィーが誌面を占め、最後に新譜の"Birth"に関するWeezy氏のセルフレビューが添えられています。新譜のタイトルはKentさんのお子さん出産を祝ってとのこと。改めまして、おめでとうございます。

Jukeイベントのつもりで参加しましたが、掛かるジャンルはJukeも含め、ハウスありロックありと割と各々のDJのやりたい放題感がありました。

中盤からはFootworkバトルが勃発。1vs1で交互に約3セットダンスし、観客のジャッジによって勝敗が決まります。Weezy氏はトラックメイカーであると同時にダンサーでもあり、KATA FOOTWORK CLUBリーダーのTAKUYA氏相手に自らバトルに参加するものの、ジャッジはTAKUYA氏に向けられました。

その後はそのままWeezy氏のDJ、KΣITO氏の実機ライブと続き、21時が過ぎた所で、未だ続く中Kentさんとちょこっとお話ししてからぬるっと退場してきました。

2.5DのJuke It Down以外では初めての単独Jukeイベントでしたが、以前より聴いたJukeの曲数もそこそこになってきたのも相まって楽しかったです。これでちゃんとFootworkできればより良いに越したことは無いんですが…

ちなみに、幡ヶ谷から新宿方面に一つ戻った駅が初台という所で、明日明後日と続く謎解き界隈では最大規模の謎解きイベント「ナゾガク」が行われます。日曜は相変わらず道玄坂なので、月曜の15時以降、1000円の「放課後チケット」なる当日券が売り出されるあたりに行ければと思います。

いや、楽しいですね、やっぱりこういうのは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう、実際にやるまでは確実に楽しいかどうかはわからないけど、知らない所に行ってみるというのは。

 

そういうことをしてる自分が、好きです。

 

しかし、時々それが揺らぐことがあります。

そのタイミングがよりにもよってMIDNIGHT CULTが終わった後の帰り、ツイートサーフィンをしてる最中に起きました。

僕自身ツイッターを大分変な使い方してるので詳しい経緯(ヒントだけ言うと、「Tap Masayoshi Iimori」でツイート検索していた)は省きますが、自分と似たような趣味を持ち合わせてる人(全然知らない人)で、すげー趣味に没頭しまくってるツイートをしてる。リツイートも趣味に沿った(つまりただのネタツイートのRTじゃない)面白いものばかりをRTしてる。

なんかすげえ楽しんでる、羨ましい、と、思ってしまったんですね。

それに合わせ、例の突然のボイス実装に沸く人達のツイートとか見てると、

「………変にあっちこっち手出さないで、あの人達と一緒になって共通のコンテンツを楽しんでるのが確実に幸せなんじゃないのか?」

とか考えてしまいました。

そうなると、自分のやってること(とは言いますが向こうもこっちも、同じ「消費活動」をしてるだけですがね)って一体…と心の中が空っぽになっていく感覚がまた襲ってくるわけです。

それはまずいと思い、こうやって今日の経緯を慌てて文章にまとめました。いやはや、レポートも論文も同じ調子で書き上げて仕舞えば楽なのですがね…。ここまででURL等含めてるとはいえ2000字超えてますからね。

こうやって書き上げると、モヤモヤした気分が幾分すっきりしました。とはいえ、自分のしたいこと(消費活動)がちゃんとできてるのか、という不安は拭いきれませんね。

万が一これを読んでる方がいたら、ここまで付き合って頂きありがとうございます。