お悩み自問自答
「何か作業やってる最中に派生する考えが止まらなくなって作業の手が止まっちゃうんですっ><」
「たとえば?」
「卒論の為にある論文読んでるんですけど、読みながら頭の中でも考え始めちゃうんですっ><」
「建設的に考えを広げられるなんて、いいことじゃないか」
「結論が出る前に頭のキャパ超えちゃってオーバーヒートしちゃうんですっ><」
「……まぁ、何の為にその論文を読んでるか、という最初の目的を忘れないことだね…、そういう癖を自分の持ち味として肯定ばかりするのもよくないよ。」
「時折、無秩序に褒める」ということ
「自分の思い描いた通りに実際の行動を合わせてしまうこと」を心理学用語で何て言うんだっけと過去のブックマークを漁りながら、またこれを再読していた。
自分で自分をいじめる習慣 ( メンタルヘルス ) - 気づいたこと日記 - Yahoo!ブログ
「自分で自分をいじめて(責めて)しまう」習慣を子供の頃から持っていたという著者には非常に共感している一方で、著者を取り巻く大人達というその環境については今ひとつ共通性を感じられなかった(自分の親の話はまた長くなるので割愛)が、その大人達の子供へのコントロールについて、著者はこのように説明する。
たまに褒める。非難する回数の方が多い。でも、たまに無秩序に褒める。子供は、
その「たまにもらえるご褒美」に中毒になるのである。そのご褒美は、一貫性はなく
大人の気分次第であるが、そこが、コントロールの重要な点である。この法則を
知っているのか、それとも無意識なのか、天性の物なのか知らないが、私の周りには、
なぜか、こんな大人ばかりだった。
「たまに無秩序に褒める。」
これを改めて読んだ時、少しゾッとした。
そのようなコントロールのされ方を自分は受けた記憶がある。
そしてさらに、目下の子に対して同じことをやっていた記憶もある。勿論それは、自分にそのようなコントロールを施した大人を真似をしていたのだ。
具体的な記憶はすぐに出てこない。だけども一度ならず、何度もしたという記憶の群れが、湧いてきた。
そういうことがあったので、ちょっとここに書き留めておく。今回も特にオチはなし。
「自分より楽しみ方が上手い人がうらやましい」
Today 18:00-21:00
— Kent Alexander (@kent045) 2017年3月18日
MIDNIGHT CULT
zine+ Weezy "Birth" release party
@ 幡ヶ谷 FORESTLIMIT
Entrance free + Free zine
入場無料 + 雑誌無料 pic.twitter.com/t6m3RZC6IJ
「この前のBattle Train Tokyo行けなかったし行きたい」
「幡ヶ谷とかいう中央線と井の頭線に挟まれたモヤモヤする区域行ったことないから行ってみてぇ」
の2つの動機が重なり、行ってました。
大体何処かに行こうとする時は「一つの強烈な動機」か、「2,3こ以上のぼんやりした動機」がある感じが多いです。そうじゃないと行きたい所なんて無尽蔵にあるだろうから。
今回のイベントは、Kentさんも参加するJule/Footworkレーベル"MIDNIGHT CULT"の新譜リリースパーティとジン(同人誌とほぼ同義)の配布を兼ねたものでした。
会場は幡ヶ谷駅から1分ほど歩いた裏道のビルの地下一階で、階段を降りた先の入り口前はちょっとくたびれた感じで、入るのにちょっと勇気が要りました。
定刻になり、中に入ると10m四方のコンクリート打ちっ放しの空間に、タバコの煙が漂っていて、普段行くライブハウスやクラブとは随分様子が違い、最初は戸惑いました。何よりも開始当初はスタッフ以外ほとんど人が居なくて、最初の観客は自分だったのでは?と思う位です。(最終には30人ほど詰めかける賑わいになりました)
MIDNIGHT CULT@forestlimit始まりました!
— だいず (@DIYZ) 2017年3月18日
入場無料でZINEももらえるよ!
ZINEの具合がヤバイです!
weezyくんデザインのkentの赤ちゃんT可愛すぎ‼️👶 pic.twitter.com/LAgvlGFr07
配られていたジンは馴染み深い薄さの本です。感性溢れるコラージュ作品や今回のイベントの主役のWeezyのスナップ風フォトグラフィーが誌面を占め、最後に新譜の"Birth"に関するWeezy氏のセルフレビューが添えられています。新譜のタイトルはKentさんのお子さん出産を祝ってとのこと。改めまして、おめでとうございます。
Jukeイベントのつもりで参加しましたが、掛かるジャンルはJukeも含め、ハウスありロックありと割と各々のDJのやりたい放題感がありました。
中盤からはFootworkバトルが勃発。1vs1で交互に約3セットダンスし、観客のジャッジによって勝敗が決まります。Weezy氏はトラックメイカーであると同時にダンサーでもあり、KATA FOOTWORK CLUBリーダーのTAKUYA氏相手に自らバトルに参加するものの、ジャッジはTAKUYA氏に向けられました。
その後はそのままWeezy氏のDJ、KΣITO氏の実機ライブと続き、21時が過ぎた所で、未だ続く中Kentさんとちょこっとお話ししてからぬるっと退場してきました。
2.5DのJuke It Down以外では初めての単独Jukeイベントでしたが、以前より聴いたJukeの曲数もそこそこになってきたのも相まって楽しかったです。これでちゃんとFootworkできればより良いに越したことは無いんですが…
ちなみに、幡ヶ谷から新宿方面に一つ戻った駅が初台という所で、明日明後日と続く謎解き界隈では最大規模の謎解きイベント「ナゾガク」が行われます。日曜は相変わらず道玄坂なので、月曜の15時以降、1000円の「放課後チケット」なる当日券が売り出されるあたりに行ければと思います。
いや、楽しいですね、やっぱりこういうのは。
そう、実際にやるまでは確実に楽しいかどうかはわからないけど、知らない所に行ってみるというのは。
そういうことをしてる自分が、好きです。
しかし、時々それが揺らぐことがあります。
そのタイミングがよりにもよってMIDNIGHT CULTが終わった後の帰り、ツイートサーフィンをしてる最中に起きました。
僕自身ツイッターを大分変な使い方してるので詳しい経緯(ヒントだけ言うと、「Tap Masayoshi Iimori」でツイート検索していた)は省きますが、自分と似たような趣味を持ち合わせてる人(全然知らない人)で、すげー趣味に没頭しまくってるツイートをしてる。リツイートも趣味に沿った(つまりただのネタツイートのRTじゃない)面白いものばかりをRTしてる。
なんかすげえ楽しんでる、羨ましい、と、思ってしまったんですね。
それに合わせ、例の突然のボイス実装に沸く人達のツイートとか見てると、
「………変にあっちこっち手出さないで、あの人達と一緒になって共通のコンテンツを楽しんでるのが確実に幸せなんじゃないのか?」
とか考えてしまいました。
そうなると、自分のやってること(とは言いますが向こうもこっちも、同じ「消費活動」をしてるだけですがね)って一体…と心の中が空っぽになっていく感覚がまた襲ってくるわけです。
それはまずいと思い、こうやって今日の経緯を慌てて文章にまとめました。いやはや、レポートも論文も同じ調子で書き上げて仕舞えば楽なのですがね…。ここまででURL等含めてるとはいえ2000字超えてますからね。
こうやって書き上げると、モヤモヤした気分が幾分すっきりしました。とはいえ、自分のしたいこと(消費活動)がちゃんとできてるのか、という不安は拭いきれませんね。
万が一これを読んでる方がいたら、ここまで付き合って頂きありがとうございます。
"Explore the World of とんすひ"②『2001年宇宙の旅』
Tone Sphereのリザルトツイートにつくコメントの一つに「デイジーデイジー!」というのがあり、これはどうやら『2001年宇宙の旅』に登場する、土星探査に向かう宇宙船に積み込まれた人工知能、HAL 9000(ハル ナインサウザンド)の台詞から来ているとのことで、まずはこの小説から読んでみることにしました。
- 作者: アーサー・C.クラーク,Arthur C. Clark,伊藤典夫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1993/02
- メディア: 文庫
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デイジーデイジー!
「デイジーデイジー(Daisy, Daisy)」はポピュラーソングの『デイジー・ベル』の歌詞の一節で、同曲の呼称にもなっています。
1961年にIBMのコンピュータによって初めてコンピュータが歌った歌としても知られており、『2001年』での引用もこのエピソードが元になっています。肝心のそのシーンはかなり作品の大事な所で使われているので、詳細は伏せます。
オプト先生とHALとスペースポッド
ver.1.2系からチュートリアルや「Open Your Eyes」ジャケット等で登場し始めた謎のロボット・オプト先生(Opto-sensei XXVI)。
おしゃべりなロボットで、ワーズ君やトリンちゃんの話し相手になったり、チェスに興じています。『2001年』にも宇宙船クルーとチェスやチェッカーといった「半数学的ゲーム」の相手をするHALの姿が描かれています。地球史上最も優れた人工知能の手にかかれば、人間は到底こういったゲームでHALには勝てないので、HALの勝率が50%になるようにひっそりとプログラムされています。でもオプト先生は手加減してなさそう。
また、HALのビジュアル入力レンズーーーHALの「目玉」ーーーは、赤く光っています。赤という色は「人間性」の比喩として血の色と結びつくよう意図されているそうです。
オプト先生にも目玉らしきものが見えるものの、その目玉は通常、光を発していません。その代わり、オプト先生の本体から伸びるアームの関節やマニュピレーターが、赤く光っています。一方、本体の赤道線や一部の関節は、青く光ることもあります。
また、「Hall of Mirrors」トレーラーの終盤でワーズ君とトリンちゃんがオプト先生の上に乗りこむシーンでは、オプト先生の目が青く光っているように見えます。オプト先生にモードチェンジのような機構が備わっていて、モードによって発光が変化しているのでしょうか。
そしてオプト先生のアームの数ですが、2本ではなく、3〜4本伸びているのがわかります。
HALはコンピュータゆえアームに相当するものはなく、どちらかといえば船外活動用のスペースポッドのようなフォルムです。
a galaxy odyssey
……とまあ、小説の話よりオプト先生の話になってしまいましたが、既に出てるイラスト・動画をよく見てみるだけでも色々新しい発見があるものです。『2001年』の方は、映画版もある(というより映画と小説がほぼ同時期に出たメディアミックス作品)ので、そっちも見てみたいものです。
とりあえず、この動画を貼って今回はおしまいです。次回は『天の光はすべて星』をとりあげる予定です。
2 HAL 9000 // sasakure.UK × lasah - YouTube
log 20170220
卒論のテーマ探しをいい加減せねばと、思い、何かいいネタはないかと過去に読んだ『つながりを探る社会学』を読み直した。
[本来はここに要旨と感想が入る予定だった]
……やっぱりねぇ、社会学関連の本の「社会現象に対するふわっとした言及」、苦手。議論の中でわざわざそんな当たり前の事を言う必要ある?みたいな文章がねじ込まれて議論の本筋がわからなくなる。だから読み終わった後も人に本の要旨が語れない。自分の言語能力の欠如を鑑みても、この手の本の言い回しにおおよその人は困惑すると思うけどなあ。
社会現象を客観的な言葉で語る事で新しい視点を得るor抽象化して社会現象に輪郭線を描くのがこの学問の目的の一つであるとは思うけど、当たり前のことをそうやって描写して何か気付きがあるかというと…どうなんだろうなあ……、自分なんかよりもっと頭の良い人は気づきを得られるんだろうけど、市井の人間が日々の生活で役に立つような気付きってのはそうないよなあ…。
そういう社会学に対する不満は、時間が経てば無くなるもんだと思ってたけど、3年経っても無くなりそうにないからさー、困ったもんだよ。ちきしょう。うんやっぱこれが言いたかった。時間返せ。
……いかんいかん、別にこれだけが社会学じゃないのに、また固執してた…。とりあえず、この本とのご縁は、なかったということで…。ごきげんよう、もう、ふたたびお目にかかりません。
「2つ目」に手を出してもらうには
ふわああぁ!いらっしゃぁい!よぉこそぉ↑言迷ナヌ[@f€へ~!どうぞどうぞ!ゆっぐりしてってぇ!いやま゛っ↓てたよぉ!やっとお客さんが来てくれたゆぉ!嬉しいなあ!ねえなんにぃのんむぅ 色々あるよぉ、これね、言迷✔︎||ノ|-って言うんだってぇハ↓カセに教えてもらったンの!ここ(QRコード)からヒントが出るからそれを使ってにぇ!
↑一度ノートに書いたものの数日後に自分の居ない日に社長が視察に来るの思い出して慌てて消しました。
さて、個人的に考えてる事として、「デートスポットとして来店したカップルの方々にリピーターになってもらう為には案内時にどんなことを言えばいいか?」とあれこれ策をめぐらしております。
ゲームの構造上、解くべき問題というのは小出しで出てくるが故、筋のいい組でも、中謎①あたりで時間いっぱい使い、中謎②に辿り着いて「まだあるのか…」と途方に暮れて時間切れ、あたりが関の山といった印象です。
こなす量に対して時間が余りにも短い!というのをまずは実感してもらいたい…!と思い、解き順のあるCUBEだったら、始まる前に一緒に読んで確認したりだとか、詰まったら迷わずヒントを見て欲しい!というのを強調したりしてからCUBEを去ります。
それで今日あったのが、初回のCUBEは失敗したものの、「ヒントを見る大事さがよくわかりました!」とおっしゃりつつ、即座に2つ目のCUBEを予約した、という事例です。
その方々の気概、というのもあるとは思いますが、音ゲーでいう「あの難所ミスしたけどもう一回やれば見きれそう!」というのを体感して頂けたようで、良かったです。
リピーター作りという課題は既に店舗の抱える課題として認識されていますが、それ以前に、初回の来店で「2つ目のCUBE」に手を出してもらえるかどうかだよなあ、とも思います。
後は、ゲーム終了後に、プレー結果に応じてどんな一声を投げかければよいか…、良くも悪くも今のお店ではそうしたコミュニケーションを取れる程度には空いてるので、突き詰めようと思えば、プレーヤーの熟練度とどこまで進んだかという状況に応じて掛けるべき言葉も違ってくるだろうと思います。初心者・初級者だったら、クリアの可否じゃなくて「この鍵を解除できた」「このアイテムの使い方がわかった」という細かい事一つ一つに積極的に褒める、とか(ちょっと違うか?)。
そういう試みも、手際の悪さで他のスタッフに迷惑かけていなければ、という話ですが…。
"Explore the World of とんすひ"①「イントロ:SF小説を読んでみよう」
Tone Sphereは当初、トレーラーの「Motion Graphics meets Rhythm Game」という触れ込みにもあるように、映像表現込みで楽しめることが特徴的な音楽ゲームとして、「BMS」という言葉を知らずにダウンロードした人々には受け入れられていたと思われます。
一応自分もその類の人間です。
[iPhone/iPad/iPod Touch] Tone Sphere Trailer - YouTube
しかしその独特な世界観から物語を見出すことは、少なくとも「Noiseproof」、「Flugel」、そして「UFD」がボス曲として君臨していたver.1.0系の間は飛躍した想像力がない限り難しかったです。
それが、ver.1.1系のCrunchアップデートで登場し、ver.1.2系で「Weirs(ワーズ)」と「Trin(トリン)」という名前が判明した二人の少年少女が「宇宙の片隅で謎のオブジェクトに囲まれた世界に漂流している」という設定が提示されたことで、SFめいた話がこれから展開されようとしている事がおぼろげにわかってきました。
しかし、Darksphereの早期リリースが行われ、新キャラも登場した現在も、物語としての進展は依然として見られません。恐らく本アップデートで追加されるマップを、ルミナを消費して進めることで明らかになっていくと思われます。
なお今回からもらえるルミナはこういうのに使います(予定) #劇場版とんすひ #darksphere pic.twitter.com/cJkLdeTk6A
— Sta @ Bit192 (@naclbbr) 2017年1月24日
ところで、小ネタ要素に目を向けると、Sta氏の様々なSF作品からの影響を伺い知ることができます。
例えば、謎のロボット・オプト先生の台詞の「ヒト宇宙全ての答えを計算中…」や、プレーカウント42回目の「42(THE ANSWER)」なんかは、SFコメディ小説の『銀河ヒッチハイクガイド』がその元ネタです。
- 作者: ダグラス・アダムス,安原和見
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2005/09/03
- メディア: 文庫
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2月15日より追加されたリザルトコメントの中にも、SF作品から引用したものが多くあります。
(そうじゃないのもあるけど)
dosukoi
— スー (@frontalice) 2017年2月15日
Tiferet (Hard)で43822点12コンボ! ☆☆☆☆☆ https://t.co/LtSvPg1bMD
[今度隣で病院を開かせていただきます、外科内科の丸山先生と……] #ToneSphere #とんすひ
『2001年宇宙の旅』『発狂した宇宙』『火星人ゴーホーム』……これらの作品を読むことで、Tone Sphereの世界をより理解できるのでは、と考えた私は、普段SF小説、というより小説そのものに最近触れてないながらも、これらの作品を一読してみることにしました。次回より、まずは『2001年宇宙の旅』について書いていきたいと思います。