TAKE BACK THE HEA(R)T

A Layer under the Layer

「フリップフラッパーズ」のパッチワーク

Ray-Kさんが上げてた絵が気になって、久々に最近のアニメを見た。

【フリップフラッパーズ】「フリップフラッピング!」イラスト/Ray-Kbys [pixiv]

 

「日常系アニメ」を見るオタクですら同族のオタクや評論家にとやかく言われるようになってしまってる中で、本当に「何も考えないで見られるアニメ」が無かったのが最近のアニメを見なかった理由であったんだけれども、この作品はある意味で一つの類型に分類されることのないアニメだと思う。

 

ただその理由は、パッチワークのように色んな要素を継ぎ接ぎして出来上がってる作品だから…なのだと思う。そしてパッチワークの為の素材も、本当にランダムで、一貫性のない選び方で…、「学園」とか、「空想世界」とか、「秘密結社」とか、「ジブリ的ファンタジー」とか、従来の作品では一緒にされることがなかったような素材が、継ぎ接ぎされている。

 

まるで、僕自身が小さい時に耽っていた空想の中の世界のようで、どこか親近感を覚えてしまう。その時の主役は美少女ではなく、僕と、当時好きだったキャラクター達とであったけれども。

 

ここまでは1話だけを見て抱いた印象だ。でももっと見てみたい。久々にそう思えた作品だった。

 

20170105 Update

 

4話まで見た。

飽きることなくどんどん引き寄せられる。

 

真面目なココナと一途なパピカがどんどん仲良くなってくのがすごく良い。

けれど、幼なじみのサヤカにしてみれば芳しくないことで、それがサヤカ自身の活動にどう響いていくのかが気になる。

美術部の先輩はどういう立ち位置になっていくんだろう?ココナの夢に出てくる女の人と何か関係がある?ピュアイリュージョンに現れる敵キャラはどの陣営に与してるのか?まだまだわからない所が多い。

 

とにかく、見たかったのは、こういうアニメだったんだろう。そう思う。